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Dify開発を外注する費用は?依頼できる範囲と開発会社の選び方

「Difyで社内AIを作りたいが、自社で構築できる人がいない」

「RAGを使った社内チャットボットを外注したい」

「Difyと既存システムを連携したい」

「Dify開発を依頼すると、どのくらいの費用がかかる?」

このような場合は、Difyに対応するエンジニアや開発会社へ構築を依頼できます。

Difyはノーコード・ローコードでAIアプリケーションを構築できるため、一般的なフルスクラッチ開発より小さく始めやすいのが特徴です。

一方で、実際の業務へ導入する場合は、

  • RAGの検索精度
  • Workflow設計
  • 外部API連携
  • 認証
  • 権限管理
  • セキュリティ
  • 既存システムとの連携
  • 本番環境
  • 運用・保守

なども考える必要があります。

そのため、

「Difyはノーコードだから自分で簡単に作れる」

とは限りません。

現在公開されているDify導入・開発サービスでも、PoCやアウトソース開発を35万円〜、Difyを使ったMVP開発を50万円〜、PoC支援を80万円〜としている例があります。

この記事では、Dify開発を外注する場合の費用、依頼できる内容、費用が高くなる条件、開発会社やエンジニアを選ぶポイントについて解説します。

Dify開発を外注する費用の目安

Dify開発の費用は、どこまで依頼するかによって大きく異なります。

大まかな目安は次のとおりです。

開発内容費用の目安
簡単なAIアプリ・Workflow10万円〜30万円程度
AIチャットボット20万円〜50万円程度
RAG・社内FAQのPoC30万円〜80万円程度
RAG+外部API連携50万円〜150万円程度
既存Webシステムへの組み込み80万円〜200万円程度
認証・権限管理・管理画面を含む構成100万円〜300万円以上
セルフホスト・企業向け環境構築個別見積もり
継続的な改善・保守月額数万円〜

これは固定価格ではありません。

例えば同じ「DifyでRAGを作る」という依頼でも、

PDF20件
↓
社内FAQとして検索

するだけの場合と、

数千件の社内文書
↓
部署ごとの権限管理
↓
Google Driveから自動同期
↓
既存システムへ組み込み

では、必要な開発量が大きく異なります。

公開されているDify開発費用の例

実際のDify導入支援サービスでも、価格には幅があります。

株式会社ディーネットでは、PoCから本開発までを含むアウトソース支援を35万円から提供しています。

ノーコード総合研究所では、Difyを利用したMVP開発を50万円から提供するとしています。公開されているプランでは、API連携1つまでなど一定の条件が設定されています。

Elcamyでは、Difyを使ったPoC支援を2〜4週間・80万円から、継続的な伴走支援を月額30万円からとしています。

このように、

簡易構築
PoC
本番開発
既存システム連携
継続改善

のどこまで依頼するかによって費用が変わります。

Difyの利用料金と開発費は別

Dify開発を外注する場合、

Difyそのものの利用料金

+

開発・設定を依頼する費用

を分けて考える必要があります。

Dify Cloudには無料のSandboxに加えてProfessional、Team、Enterpriseなどのプランがあります。

2026年7月時点の公式料金では、Professionalが年額590ドル、Teamが年額1,590ドルで、Enterpriseは個別見積もりです。

つまり、例えば50万円でDifyチャットボットを開発しても、それとは別に、

  • Dify
  • OpenAIなどのLLM API
  • クラウド
  • データベース
  • 外部サービス

の利用料金が発生する場合があります。

見積もりでは、初期費用と月額運用費を分けて確認することが重要です。

Dify開発で依頼できること

AIチャットボットの構築

Difyを利用して、Webサイトや社内向けのAIチャットボットを構築できます。

例えば、

  • 商品問い合わせ
  • サービス案内
  • 社内FAQ
  • 人事・総務問い合わせ
  • 情シス問い合わせ
  • 製品マニュアル検索

などです。

シンプルなAIチャットであれば、比較的小規模に始められます。

RAGの構築

DifyへPDF、Word、社内資料などを登録し、自社データを検索するRAGを構築できます。

例えば、

社員:
交通費の申請期限は?

↓
経費精算規程を検索

↓
AIが回答

という仕組みです。

RAGでは、単にPDFを登録するだけでなく、

  • 文書整理
  • チャンク分割
  • 検索方式
  • メタデータ
  • 検索件数
  • リランキング
  • 回答プロンプト

などを調整する必要があります。

そのため、検索精度まで含めて依頼するかを確認します。

Workflowの構築

Difyでは、複数の処理をWorkflowとしてつなげられます。

例えば、

問い合わせ入力
↓
AIで分類
↓
条件分岐
↓
RAG検索
↓
回答生成
↓
結果出力

という処理です。

業務が複雑になるほど、Workflowの設計が重要になります。

問い合わせメールの自動化

Difyをメールや外部システムと組み合わせて、

メール受信
↓
AIが分類
↓
社内FAQを検索
↓
返信案を生成
↓
担当者が確認

といった仕組みを構築できます。

Difyだけでメール取得から送信まですべて実装するのではなく、n8n、GAS、Pythonなどと組み合わせる場合もあります。

PDFから情報を抽出する

PDF、注文書、申込書などから、

  • 会社名
  • 担当者
  • 日付
  • 金額
  • 商品名
  • 数量

などをAIで抽出できます。

PDF
↓
文字・OCR処理
↓
Dify
↓
必要項目を抽出
↓
JSON・CSV

といった構成です。

抽出したデータを既存の業務システムへ登録するところまで依頼することもできます。

外部APIとの連携

Difyから外部システムのAPIを利用できます。

例えば、

  • 顧客管理
  • 在庫管理
  • 予約管理
  • 会員管理
  • 販売管理
  • CRM
  • Google Workspace
  • Slack

などです。

例えば、

在庫はいくつありますか?
↓
Dify
↓
在庫管理API
↓
現在庫取得
↓
AIが回答

とします。

RAGは文書検索、APIはリアルタイムデータ取得と使い分けます。

既存Webシステムへの組み込み

Difyで作成したAIを、既存のWebシステムから利用することもできます。

例えば、顧客管理システムに、

AIで顧客履歴を要約

ボタンを追加します。

既存Webシステム
↓
Dify API
↓
AI処理
↓
既存画面へ結果表示

という構成です。

Difyだけで新しい業務システムを作るのではなく、現在使っているシステムへAI機能だけ追加できます。

Difyのセルフホスト

Dify Cloudではなく、AWSなどの自社管理環境へDifyを構築する方法もあります。

例えば、

AWS
↓
Dify
↓
LLM
↓
社内システム

とします。

DifyのCommunity版はオープンソースで提供されており、公式にはSelf-Hosted向けのCommunityと企業向けEnterpriseが用意されています。

AWSもDifyを使った生成AIアプリの構成例を公開しており、例示された構成ではEC2とAmazon Bedrockを合わせて月額141.11ドルという試算が掲載されています。ただし、この金額は特定の利用人数・トークン量を前提とした一例です。

セルフホストでは、Difyの開発だけでなく、

  • AWS
  • Docker
  • ネットワーク
  • バックアップ
  • セキュリティ
  • バージョンアップ
  • 障害対応

などの知識も必要になります。

Dify開発の費用が安くなりやすいケース

次のような条件では、比較的小規模に構築できます。

  • 一つの業務だけ
  • 利用者が少ない
  • AIチャットだけ
  • 文書数が少ない
  • 複雑な権限管理がない
  • 外部API連携がない
  • Dify Cloudを利用する
  • 管理画面を新規開発しない
  • PoCとして利用する

例えば、

社内マニュアル20件
↓
社員5人
↓
質問できるAIチャット

程度であれば、小さく始められます。

Dify開発の費用が高くなりやすいケース

次の条件が増えると、費用も高くなります。

  • 文書数が多い
  • RAGの高い検索精度が必要
  • スキャンPDFを扱う
  • OCRが必要
  • 表や画像を解析する
  • 外部APIが多い
  • 複雑なWorkflow
  • 部署ごとの権限管理
  • SSO
  • 独自Web画面
  • 管理画面
  • 大量アクセス
  • セルフホスト
  • 高度なセキュリティ
  • 本番運用・監視

特に、

Difyの設定

だけではなく、

業務システム開発
+
AI
+
インフラ

まで依頼すると、通常のシステム開発に近い金額になります。

Dify開発はPoCと本番開発を分ける

Dify開発では、最初から本番システムを作る必要はありません。

まずPoCを作り、

業務に使える精度か

を確認します。

例えばRAGであれば、

社内文書20件

質問50件

利用者5人

程度から始めます。

確認する内容は次のとおりです。

  • 正しい文書を検索できる
  • 正しい回答ができる
  • 回答速度に問題がない
  • AIが推測しすぎない
  • 想定する業務時間を削減できる

効果が確認できたら、本番機能を追加します。

PoC
↓
回答精度を検証
↓
本番導入を判断
↓
認証・権限管理
↓
既存システム連携
↓
運用開始

と段階的に進める方が、初期投資を抑えられます。

Dify開発を外注するメリット

短期間でPoCを作りやすい

DifyにはAIアプリ構築に必要な機能が用意されているため、すべてをゼロから開発する必要がありません。

そのため、

AIを業務に使えるか試したい

というPoCと相性があります。

RAGを一から開発する必要がない

Difyにはナレッジベースや検索機能があるため、RAGの基本部分を利用できます。

独自のRAG基盤を一から構築するよりも、開発量を抑えられる可能性があります。

自社でも変更しやすい

Difyの画面から、

  • プロンプト
  • Workflow
  • ナレッジ
  • AIモデル

などを変更できます。

納品後に簡単な設定変更を自社で行える構成にすれば、毎回開発会社へ依頼する必要を減らせます。

Dify開発を外注するデメリット

Difyに依存する

Difyの機能を中心にシステムを構築すると、将来Difyの仕様変更の影響を受ける可能性があります。

そのため、

どこまでDifyへ依存するか

を考える必要があります。

重要な業務データは別のデータベースで管理し、DifyはAI処理部分だけ担当させる方法もあります。

複雑な業務では結局プログラムが必要

Difyは便利ですが、すべてをノーコードで実現できるわけではありません。

例えば、

  • 複雑なデータ処理
  • 独自UI
  • 詳細な権限管理
  • 高度なAPI連携
  • 大量処理
  • 特殊な業務ルール

では、Python、TypeScript、Webシステムなどが必要になることがあります。

運用まで考える必要がある

PoCで動くだけでは本番運用できません。

  • APIエラー
  • AIの誤回答
  • 文書更新
  • 権限変更
  • Difyアップデート
  • 利用料金
  • ログ

などを確認する必要があります。

Dify開発会社・エンジニアを選ぶポイント

DifyだけでなくWebシステムも理解しているか

Difyの画面操作だけではなく、

  • API
  • データベース
  • 認証
  • クラウド
  • Webアプリケーション

まで対応できると、業務システムへの組み込みまで相談できます。

例えば、

DifyでAIを作りました

だけではなく、

現在使っている顧客管理システムへ
AI要約機能として追加する

ところまで対応できるか確認します。

RAGの精度改善まで対応できるか

RAGはPDFを登録するだけで完成ではありません。

確認したい項目は次のとおりです。

  • テキスト抽出
  • チャンク分割
  • Embedding
  • 検索方式
  • メタデータ
  • 検索件数
  • リランキング
  • 回答評価

「DifyでRAGを作れる」だけではなく、

検索できない場合に原因を調査できるか

を確認します。

Dify以外の方法も提案できるか

すべての業務にDifyが向いているわけではありません。

例えば、

Excelの数値を毎月集計する

だけであれば、PythonやVBAの方が適しています。

複数SaaSを連携する

ならn8nが向いている場合があります。

Difyありきではなく、

  • Dify
  • n8n
  • GAS
  • Python
  • Webシステム
  • 通常のAPI連携

から適した方法を提案できるか確認します。

PoCと本番の違いを説明できるか

PoCでは省略できても、本番では必要になる機能があります。

例えば、

  • 認証
  • 権限管理
  • ログ
  • バックアップ
  • エラー処理
  • セキュリティ
  • 保守

です。

「動くAIを作る」だけでなく、実際の社員や顧客が利用できる状態まで考えられるか確認します。

納品後に自社で変更できるか

外注前に次の内容を確認します。

  • Difyの管理者アカウント
  • Workflow
  • プロンプト
  • ナレッジ
  • API設定
  • 使用モデル
  • 環境変数
  • 外部連携設定
  • ソースコード

自社で変更できる範囲を把握しておきます。

Dify開発を依頼するときに準備するもの

仕様書を最初から作る必要はありません。

最低限、次の情報を整理します。

  • 現在困っている業務
  • 現在の作業手順
  • 月間の処理件数
  • 1件あたりの作業時間
  • 利用者数
  • 使用しているシステム
  • AIへ読み込ませたい資料
  • 希望する処理結果
  • 人が確認する工程
  • 希望納期
  • 予算

例えば、

毎月300件の問い合わせがある

1件10分程度

過去FAQと商品マニュアルがある

AIに返信案を作ってほしい

最終送信は人が確認する

まで伝えられれば、構成を検討しやすくなります。

Dify開発の見積もりで確認する項目

見積書では、総額だけでなく内容を確認します。

  • 要件整理
  • Dify環境
  • Workflow
  • プロンプト
  • RAG
  • 文書登録
  • 精度評価
  • API連携
  • Web画面
  • 認証
  • 権限管理
  • テスト
  • 本番環境
  • 操作説明
  • 保守

特に、

RAG構築

とだけ記載されている場合は、

PDFを登録するだけなのか

検索精度の評価まで含むのか

を確認します。

開発費以外に確認するランニングコスト

Difyを運用すると、次の費用が発生する可能性があります。

  • Dify利用料
  • OpenAIなどのLLM API
  • Embedding
  • クラウド
  • データベース
  • OCR
  • 外部API
  • 保守

例えばDifyをAWS上へセルフホストする場合は、サーバーなどのインフラ費用も必要になります。AWSが公開するDify構成例でも、EC2とLLM利用料などを合わせた月額費用が別途発生する構成になっています。

見積もり時には、

初期開発費

+

毎月のサービス利用料

+

保守費

を分けて確認します。

Dify開発を内製するか外注するか

内製が向いているケース

  • 社内にIT担当者がいる
  • まず簡単なAIを試したい
  • Difyを学習する時間がある
  • 複雑なシステム連携がない
  • 社内で継続的にAIを作りたい

Difyはノーコード・ローコードで利用できるため、簡単なAIアプリであれば自社で構築することも可能です。

外注が向いているケース

  • 社内にAI・IT担当者がいない
  • 早くPoCを作りたい
  • RAG精度が重要
  • API連携が必要
  • セキュリティ要件がある
  • 既存システムへ組み込みたい
  • 本番運用まで任せたい

完全に外注するのではなく、

初期構築
→ 外注

運用・簡単な変更
→ 自社

という方法もあります。

将来的な内製化まで考える場合は、Difyの操作方法やWorkflowを引き継いでもらいます。

Dify開発に関するよくある質問

Dify開発は10万円程度でも依頼できますか?

非常に小規模なAIアプリやWorkflowであれば可能な場合があります。

一方、RAG、外部API、認証、既存システム連携などが必要になると費用は増えます。

DifyでRAGだけ作ってもらえますか?

可能です。

社内文書、FAQ、PDFなどを使ってRAGを構築できます。

依頼時は、単なる文書登録だけでなく、検索精度の評価や改善まで含まれるか確認します。

Difyで作ったAIを自社サイトへ設置できますか?

可能です。

埋め込みやAPIを利用して、Webサイトや既存システムからDifyのAIを利用できます。

独自デザインが必要な場合は、別途Web画面を開発する方法があります。

Difyとn8nの両方を使った開発も依頼できますか?

対応するエンジニアであれば可能です。

DifyでAI処理、n8nでGmailやSlackなどの外部サービス連携を担当させる構成があります。

DifyをAWSへ構築できますか?

可能です。

Difyをセルフホストし、AWS上で運用する構成があります。

クラウド設計、セキュリティ、バックアップ、アップデートなども考慮する必要があります。

Difyを使えば独自開発より安くなりますか?

機能によっては開発量を抑えられます。

特にAIチャット、RAG、WorkflowなどはDifyの既存機能を利用できます。

一方、複雑なWebシステムや業務ロジックまでDifyだけで作ろうとすると、かえって運用しにくくなる場合があります。

PoCだけでも依頼できますか?

可能です。

対象業務とデータを限定し、Difyで期待する効果が得られるか確認してから本番開発へ進む方法があります。

hiro-dev-labのDify開発・導入支援

hiro-dev-labでは、Difyを利用した生成AIアプリケーションや業務自動化の構築を支援しています。

主な対応内容は次のとおりです。

  • DifyによるAIチャットボット
  • DifyによるRAG構築
  • 社内FAQ
  • PDF・社内文書検索
  • AI Workflow
  • 問い合わせ分類
  • メール返信案生成
  • データ抽出
  • 外部API連携
  • n8nとの連携
  • GAS・Pythonとの連携
  • 既存WebシステムへのDify組み込み
  • 独自Web画面の開発
  • PoC構築
  • RAGの精度改善
  • 導入後の機能追加

Difyを使うことを前提にはせず、現在の業務を確認したうえで、

Dify

n8n

Python

GAS

Webシステム

から適した構成を検討します。

AI機能だけDifyで構築し、現在利用しているWebシステムと組み合わせることも可能です。

Dify開発は小さなPoCから外注できる

Dify開発の外注費用は、数万円程度の小規模な構築から、数百万円規模の業務システム連携まで幅があります。

重要なのは、

Difyで何を作るか

ではなく、

どの業務をどこまで自動化するか

を明確にすることです。

最初は、

対象業務を一つ選ぶ
↓
DifyでPoCを作る
↓
実際のデータで評価する
↓
業務時間が減るか確認する
↓
本番機能を追加する

という進め方ができます。

外注先を選ぶ際は、Difyの操作経験だけでなく、

  • RAG
  • API
  • Webシステム
  • データベース
  • セキュリティ
  • 業務自動化

まで理解しているか確認するとよいでしょう。

「Difyを使って何ができるか相談したい」

「DifyでRAGを構築したい」

「既存WebシステムとDifyを連携したい」

「まず小規模なPoCを作りたい」

このような段階からでも、お気軽にお問い合わせください。

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