社内業務について、
「Excelへの入力や転記作業が多い」
「毎月同じ集計作業を繰り返している」
「CSVをダウンロードして加工する作業に時間がかかる」
「帳票作成やメール送信を一件ずつ手作業で行っている」
という問題はないでしょうか。
手作業が多い業務は、単に作業時間がかかるだけではありません。
- 入力ミス
- 転記ミス
- 作業漏れ
- 属人化
- 残業増加
- 担当者しか処理できない
といった問題にもつながります。
そのため、業務改善では人が繰り返している定型作業を見つけ、自動化・システム化できないか検討することが重要です。
ただし、
手作業だからすべて自動化する
という考え方は適切ではありません。
月に1回、5分しかかからない作業を自動化するよりも、毎日10人が30分ずつ行っている作業を改善した方が効果は大きくなります。
重要なのは、
業務を棚卸しする → 手作業を見つける → 作業時間・頻度を確認する → 自動化方法を検討する → 優先順位を決める
という順番です。
この記事では、手作業が多い業務を改善する方法、自動化しやすい業務の特徴、自動化すべき業務の優先順位、システム化までの進め方を具体例付きで解説します。
手作業が多い業務とは
手作業が多い業務とは、人が毎回同じような操作や確認を繰り返している業務です。
例えば、
- Excelへのデータ入力
- システム間のデータ転記
- CSVのダウンロード
- Excelでの集計
- ファイル名の変更
- PDF作成
- 定型メール送信
- 請求書作成
- 月次レポート作成
- 在庫数の集計
- 顧客情報の登録
- Webシステムへのデータ入力
などがあります。
例えば、毎月の売上報告で、
売上システムからCSVを出力
↓
Excelへ貼り付け
↓
不要な列を削除
↓
担当者別に集計
↓
グラフを作成
↓
PowerPointへ転記
↓
PDF化
↓
メール送信
という作業を行っている場合、多くの工程が手作業です。
一つひとつは数分でも、毎月・毎週・毎日繰り返すことで大きな業務時間になります。
手作業が多い業務を放置する問題
「今まで問題なくできているから」と手作業を続けていると、業務量の増加とともに問題が大きくなることがあります。
作業時間が増える
件数が増えれば、人が行う作業時間もそのまま増えます。
例えば1件5分の入力作業が、
月100件なら500分
月1,000件なら5,000分
必要になります。
業務量が増えるほど担当者を増やさなければならない構造になります。
入力・転記ミスが発生する
人がデータをコピーしたり入力したりする以上、ミスを完全になくすことは困難です。
例えば、
- 数字を間違える
- コピー先を間違える
- 行を一つずらして貼り付ける
- メールアドレスを間違える
- 処理済みデータを再度処理する
といったミスがあります。
特に請求金額・在庫数・顧客情報などでは、入力ミスの影響が大きくなる可能性があります。
属人化しやすい
複雑なExcelや独自の手作業が増えると、
この集計はAさんしかできない
という状態になりやすくなります。
担当者が休んだ場合や退職した場合、業務が止まるリスクがあります。
作業状況を把握しにくい
手作業では、
- 未処理
- 処理中
- 完了
といった状態を管理しにくいことがあります。
担当者本人しか進捗を把握していない状態になると、管理者が毎回確認しなければなりません。
本来やるべき仕事へ時間を使えない
営業担当者がデータ入力に毎日1時間使っていれば、その時間は顧客対応や商談には使えません。
経理担当者が毎月何時間もCSV加工をしていれば、本来必要な分析や確認へ使える時間が減ります。
自動化の目的は単に作業時間を減らすことではなく、人が判断・企画・顧客対応などの仕事へ時間を使えるようにすることでもあります。
まず自動化を検討したい業務の7つの特徴
すべての手作業を自動化する必要はありません。
特に次の特徴がある業務から検討すると、改善効果を出しやすくなります。
1.同じ作業を繰り返している
自動化しやすい代表的な業務です。
例えば、
- 毎日CSVをダウンロードする
- 毎月同じExcelを集計する
- 同じフォーマットでPDFを作成する
- 同じ内容のメールを送る
などです。
手順が毎回ほぼ同じであれば、プログラムやシステムへ置き換えられる可能性があります。
2.処理ルールが決まっている
例えば、
金額が10万円以上なら部長承認
在庫数が10個以下なら発注対象
ステータスが完了なら完了メールを送信
という業務です。
条件が明確であれば、システム上で自動判定しやすくなります。
3.発生件数が多い
1回1分でも、件数が多ければ大きな改善効果があります。
例えば、
1件3分 × 月1,000件
なら、月3,000分、約50時間です。
この作業を大部分自動化できれば、大きな時間削減につながります。
4.複数人が同じ作業をしている
一人あたりの時間が少なくても、多人数で行っている場合は改善効果が大きくなります。
例えば、
10人が毎日30分入力作業
を行っているなら、
1日5時間分の作業
になります。
月20営業日なら約100時間です。
5.システム間で転記している
例えば、
問い合わせフォーム
↓
Excel
↓
顧客管理システム
↓
請求システム
と同じ情報を何度も入力している場合です。
こうした業務は、
- API連携
- CSV連携
- データベース連携
- 自動登録
などによって改善できる可能性があります。
6.ミスが発生しやすい
手入力・コピー&ペースト・手計算などは、ミスが発生しやすい作業です。
例えば、
- 請求金額
- 在庫数
- 商品コード
- 顧客メールアドレス
など重要な情報を手入力している場合は、自動化の優先度が高くなることがあります。
7.担当者の負担が大きい
作業時間だけではなく、
「面倒」
「集中力が必要」
「精神的に負担」
という業務も改善候補になります。
例えば、数百件のデータを間違えないようにコピーする作業は、単純作業でも担当者には大きな負担になります。
手作業が多い業務を改善する7ステップ
ここから実際の改善方法を説明します。
STEP1|現在の業務を棚卸しする
まず、
どんな業務に手作業があるのか
を把握します。
例えば営業部門なら、
- 問い合わせ確認
- 顧客登録
- 見積作成
- 見積送信
- 案件更新
- 受注登録
- 売上集計
などを書き出します。
経理部門なら、
- 請求書作成
- 入金確認
- 経費確認
- 売上集計
- 月次レポート
などです。
最初から自動化方法を考える必要はありません。
まず現在の業務を見える状態にします。
STEP2|作業単位まで分解する
「請求業務」のような大きな単位だけでは、自動化できる部分が分かりません。
例えば請求業務なら、
売上データ確認
↓
Excelへコピー
↓
顧客別に集計
↓
請求書へ転記
↓
PDF化
↓
ファイル名変更
↓
メール作成
↓
顧客へ送信
というように分解します。
すると、
「集計は自動化できそう」
「PDF生成も自動化できそう」
「メール送信まで自動化できるかもしれない」
と考えられるようになります。
STEP3|作業時間と件数を確認する
各業務について、
- 1回何分かかるか
- 1日何件発生するか
- 月何回発生するか
- 何人が担当しているか
を確認します。
例えば、
顧客登録:
1件5分
月300件
担当者5人
なら、
5分 × 300件 = 月1,500分
約25時間です。
自動化候補を比較するときに、この数字が重要になります。
STEP4|ムダな作業を先に削除する
自動化の前に確認したいのが、
この作業はそもそも必要なのか?
という点です。
例えば、
誰も見ていない報告書を毎週作っているのであれば、自動化するよりも作成自体をやめる方が効果的です。
業務改善では、
廃止 → 統合 → 標準化 → 自動化
の順番で考えると、不要な仕組みを作ることを防げます。
STEP5|自動化できる業務を選ぶ
次に、
- 手順が決まっている
- 判断ルールが明確
- 繰り返し発生する
- デジタルデータを扱う
といった業務を選びます。
例えば、
- CSV集計
- Excel転記
- 定型メール
- PDF作成
- ファイル保存
- データ登録
- ステータス更新
などです。
STEP6|自動化方法を選ぶ
自動化方法は一つではありません。
業務によって適切な手段が異なります。
例えば、
Excel関数・マクロ
Excel内の集計など、比較的小規模な業務に向いています。
GAS
Googleスプレッドシート・Gmail・Googleフォームなどを組み合わせた自動化に向いています。
RPA
既存システムの画面操作を自動化したい場合に利用されます。
API連携
複数のWebサービスやシステム間でデータを直接連携します。
Webシステム
複数人で業務・データ・進捗を一元管理したい場合に向いています。
AI
文章分類・要約・文章生成・情報抽出など、従来のルールベースでは難しかった業務にも利用できます。
重要なのは、
「AIを使う」「システムを作る」ことを目的にしないこと
です。
業務内容に対して最も費用対効果の高い方法を選びます。
STEP7|小さく始めて効果を確認する
最初から会社全体を自動化する必要はありません。
例えば、
毎月8時間かかっている売上集計
だけを自動化します。
その後、
- どのくらい時間が減ったか
- ミスが減ったか
- 担当者の負担が減ったか
を確認します。
効果が確認できたら、他の業務にも広げます。
自動化の優先順位を決める方法
自動化候補が複数ある場合は、優先順位を決めます。
基本的には、
改善効果が大きく、実現難易度が低い業務
から始めると進めやすくなります。
例えば次の観点で評価します。
| 評価項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 作業時間 | 月に何時間かかっているか |
| 発生頻度 | 毎日・毎週・毎月のどれか |
| 件数 | 月に何件処理するか |
| 担当人数 | 何人が同じ作業をしているか |
| ミス | 入力・転記ミスが多いか |
| 属人化 | 特定担当者しかできないか |
| 自動化難易度 | ルールが明確か |
| 影響度 | 顧客・売上・経理に影響するか |
例えば、
業務A
月1回
30分
担当者1人
業務B
毎日
1日2時間
担当者5人
なら、一般的には業務Bを優先して改善する方が効果は大きくなります。
「自動化しやすさ」と「効果」で4分類する
業務を次の4つに分類する方法もあります。
効果が高い × 自動化しやすい
最優先候補です。
例えば、
- 定型CSV集計
- データ転記
- 定型メール送信
- 帳票自動生成
などです。
効果が高い × 自動化が難しい
中長期で検討します。
業務フロー自体の見直しやシステム開発が必要になることがあります。
効果が低い × 自動化しやすい
余力があれば改善します。
ただし、自動化開発に時間をかけすぎないことが重要です。
効果が低い × 自動化が難しい
基本的には後回しにします。
自動化しないという判断も重要です。
手作業改善の具体例|Excelへの二重入力
例えば、
問い合わせフォームから顧客情報を受け取った後、
フォーム
↓
営業担当者がExcelへ入力
↓
顧客管理システムへ再入力
しているとします。
問題
- 同じ情報を2回入力する
- 入力ミスが発生する
- 作業時間がかかる
- 登録漏れが発生する
改善案
問い合わせフォーム
↓
顧客管理システムへ自動登録
とできれば、Excelへの転記自体をなくせる可能性があります。
さらに必要であれば、登録後に営業担当者へ自動通知できます。
手作業改善の具体例|月次集計
現在
売上システムからCSV取得
↓
Excelへ貼り付け
↓
担当者別集計
↓
月別集計
↓
グラフ作成
↓
報告資料へ貼り付け
問題
- 毎月同じ作業
- Excel関数が複雑
- 担当者しか作業方法を知らない
- コピー時にミスが発生する
改善案
データ取得
↓
自動集計
↓
ダッシュボード表示
とすることで、毎月の集計作業そのものを減らせます。
手作業改善の具体例|請求書作成
現在
売上情報を確認
↓
Excelへ金額を入力
↓
請求書作成
↓
PDF化
↓
メール作成
↓
顧客へ送信
問題
- 金額転記が必要
- 請求書を一件ずつ作る
- ファイル名を手動変更
- メールを一件ずつ送る
改善案
売上データ
↓
請求書自動生成
↓
PDF自動生成
↓
メール自動送信
↓
送信履歴保存
という仕組みを検討できます。
手作業改善の具体例|在庫管理
現在
商品入荷
↓
紙へ記入
↓
Excelへ入力
↓
販売時に別Excelへ入力
↓
週末に現在庫を集計
問題
- 紙とExcelへの二重入力
- ファイルが複数存在
- リアルタイムの在庫が分からない
- 毎週集計が必要
- 入力ミスが発生する
改善案
入庫登録
↓
在庫数を自動更新
↓
出庫登録
↓
在庫数を自動更新
↓
在庫一覧をリアルタイム表示
という在庫管理システムへ置き換える方法があります。
手作業改善の具体例|定型メール送信
例えば、予約受付後に担当者が毎回、
- 予約内容を確認
- メールを新規作成
- テンプレートをコピー
- 顧客名を変更
- 日時を入力
- 送信
している場合です。
予約登録時に、
予約情報をもとに確認メールを自動送信
できれば、手作業を削減できます。
キャンセル・前日リマインドなども自動化できる可能性があります。
手作業改善の具体例|データ転記
例えば、
受注システム
↓
Excel
↓
会計システム
とデータを移している場合があります。
この場合、
「Excel転記を高速化する」
のではなく、
受注システムと会計システムを直接連携できないか
を検討します。
業務改善では、現在の手作業を速くするだけでなく、作業自体をなくせないか考えることが重要です。
【コピペ用】手作業・自動化候補の棚卸しシート
自社の手作業を整理するときは、以下の項目を使えます。
基本情報
業務名:
担当部署:
担当者:
作業内容
作業内容:
作業手順:
発生量
発生頻度:
1回あたりの時間:
月間件数:
担当人数:
月間作業時間:
使用ツール
Excel:
Googleスプレッドシート:
メール:
紙:
既存システム:
その他:
データ
入力する情報:
参照する情報:
出力する情報:
手作業
手入力がある:
コピー&ペーストがある:
データ転記がある:
手計算がある:
ファイル作成がある:
定型メールがある:
課題
時間がかかる:
ミスが多い:
属人化している:
二重入力がある:
作業漏れがある:
進捗が分からない:
自動化可能性
処理ルールが決まっている:
毎回ほぼ同じ作業:
データがデジタル化されている:
人の判断が少ない:
改善方法候補
廃止:
統合:
Excel改善:
GAS:
RPA:
API連携:
Webシステム:
AI:
優先順位
改善効果:
実現難易度:
優先順位:
自動化しにくい業務もある
すべての手作業が自動化に向いているわけではありません。
例えば、
- 毎回判断内容が大きく異なる
- 顧客との高度な交渉が必要
- 例外処理が非常に多い
- 発生頻度が極端に低い
- 自動化コストが削減効果を上回る
といった業務です。
こうした場合は、完全自動化ではなく、
人の判断を残し、その前後だけ自動化する
方法があります。
例えば、
問い合わせ内容をAIで分類
↓
担当者が回答を判断
↓
回答履歴をシステムへ自動保存
という形です。
「全部自動化するか、全部手作業か」の二択ではありません。
Excel改善・RPA・Webシステムはどう使い分ける?
手作業を改善するとき、どの方法を選べばよいか迷うことがあります。
Excel・スプレッドシート改善
向いているケース:
- 利用者が少ない
- データ量が少ない
- 単純な集計
- 小規模な業務
GAS・スクリプト
向いているケース:
- Googleサービスを利用している
- 定型処理を自動化したい
- メールやスプレッドシートを連携したい
RPA
向いているケース:
- APIがないシステムを利用している
- 人が行っている画面操作を自動化したい
Webシステム
向いているケース:
- 複数人で利用する
- データを一元管理したい
- 権限管理が必要
- 履歴を残したい
- 業務フローそのものを管理したい
API連携
向いているケース:
- 複数システム間で同じデータを利用する
- 転記作業をなくしたい
- リアルタイム連携したい
方法を先に決めるのではなく、業務内容から選びます。
AIを使えばすべての手作業を自動化できる?
AIの活用範囲は広がっていますが、すべての業務をAIへ置き換える必要はありません。
AIが向いているのは、例えば、
- メール内容の分類
- 文書要約
- データから文章作成
- 問い合わせ回答案の作成
- PDF・文章から情報抽出
- 自由記述の整理
などです。
一方、
「CSVの数字を合計する」
「顧客データを別システムへ送る」
という処理なら、通常のプログラムやAPI連携の方が正確で効率的な場合があります。
AIを使うかではなく、業務に何が適しているかで判断します。
手作業改善でよくある失敗
失敗1|すべて自動化しようとする
効果が小さい業務まで自動化すると、開発・保守コストの方が大きくなることがあります。
費用対効果を考えます。
失敗2|今の業務をそのまま自動化する
現在行っている作業そのものが不要かもしれません。
自動化する前に、
この工程はなくせないか?
を確認します。
失敗3|発生頻度を確認しない
10分かかる作業でも年1回しかなければ、自動化効果は限定的です。
「時間 × 件数 × 人数」で考えます。
失敗4|例外処理を考えない
通常処理だけ自動化すると、例外発生時に業務が止まることがあります。
例えば、
- データが不足
- ファイル形式が違う
- 金額が異常
- 顧客情報が見つからない
などの場合の処理も考えます。
失敗5|担当者だけで自動化を決める
その作業の前後に別部署の業務がある場合、一部分だけ自動化すると逆に手間が増えることがあります。
業務全体の流れを確認します。
失敗6|ツール導入が目的になる
「RPAを入れたい」
「AIを使いたい」
「システムを作りたい」
から始めるのではなく、
どの手作業を、なぜ減らしたいのか
から考えます。
手作業が多い業務の改善に関するよくある質問
まず何から自動化すればよいですか?
一般的には、
- 毎日発生する
- 件数が多い
- 手順が決まっている
- 多人数が行っている
- ミスが発生しやすい
業務から検討すると効果を出しやすくなります。
Excel作業も自動化できますか?
可能です。
関数、マクロ、VBA、Python、GASなどを使う方法があります。
ただしExcel自体が複雑化している場合は、Webシステムやデータベースへ移行した方がよいケースもあります。
自動化する業務の優先順位はどう決めますか?
作業時間だけではなく、
- 発生頻度
- 件数
- 担当人数
- ミスの影響
- 属人化
- 自動化難易度
を合わせて考えます。
小規模な業務でもシステム化した方がよいですか?
必ずしもそうではありません。
Excel改善やGASで十分なケースもあります。
一方、複数人で情報共有する、履歴や権限を管理するといった場合はWebシステムが向いている可能性があります。
どのくらい作業時間があれば自動化すべきですか?
一律の基準はありません。
月間削減時間だけでなく、自動化に必要な費用・保守コスト・ミス削減効果なども含めて判断します。
hiro-dev-labでは手作業の洗い出しから相談できます
hiro-dev-labでは、Webシステム開発だけでなく、現在の手作業を整理し、自動化・システム化する範囲を決める段階から相談できます。
例えば、
- 業務棚卸し
- 業務フローの可視化
- Excel・帳票の確認
- 手入力・転記作業の洗い出し
- 二重入力の確認
- 属人化している作業の整理
- 自動化候補の選定
- 要求整理
- 業務要件・機能要件整理
- GASなどを利用した業務自動化
- AIを利用した業務効率化
- Webシステム設計・開発
- システム間連携
などです。
例えば、
Excelへの転記作業が大量にある
毎月同じCSV集計をしている
PDFや帳票を一件ずつ作っている
同じ顧客情報を複数システムへ入力している
自動化したいが、何から手を付ければよいか分からない
という状態でも、
現状業務 → 手作業 → 作業時間 → 課題 → 改善方法 → 自動化・システム化
という順番で整理できます。
まとめ|手作業の改善は「自動化する前に、なくせないか」を考える
手作業が多い業務を改善するとき、最初から自動化ツールを選ぶ必要はありません。
まず、
- 業務を棚卸しする
- 作業単位に分解する
- 手作業を見つける
- 作業時間・件数・担当人数を確認する
- 不要な作業をなくす
- 自動化候補を選ぶ
- 適切な方法で小さく自動化する
という順番で進めます。
特に重要なのは、
現在人が行っている作業を、そのまま機械へ置き換えようとしないこと
です。
例えば、
Excel AからExcel Bへコピーしているのであれば、
「コピーを自動化する」
だけでなく、
そもそもExcel Bをなくせないか?
同じデータベースを参照できないか?
と考えます。
業務改善では、
廃止 → 統合 → 標準化 → 自動化 → システム化
という視点が重要です。
「毎日同じ入力作業をしている」
「ExcelやCSVの加工に時間がかかる」
「複数システムへ同じ情報を入力している」
「どの手作業から自動化すればよいか分からない」
という場合は、まず現在の業務と作業時間を一覧にするところから始めてみてください。